3Dプリンターでサンプル確認する際の注意点
2021年05月28日
産業用3Dプリンターは安価な買い物ではありません。そのため、購入の前に造形サンプルを取り寄せることをお勧めします。
しかし造形サンプルを見る際に注意すべき事柄もあります。
今回は、3Dプリンター造形サンプルを見る際の注意点と、造形サンプルを依頼する時の2つのポイントを解説いたします。
造形サンプルを依頼する際の2つのポイント
造形サンプル取り寄せは、企業が高額な産業用3Dプリンターを選定する上で必要不可欠です。
選定に成功するサンプル取り寄せについてポイントを解説します。
1.自社が作りたいデータでサンプル作成依頼すること
造形サンプルを依頼する際は「自社が作りたいデータでサンプル作成依頼すること」。
これが一つ目のポイントです。
実際に造形したいモデルの3D造形データでサンプル作成を依頼することで、購入後に活用できる3Dプリンターかどうかを見極められます。
そのため、造形サンプルを依頼する前に、可能な限り「実際に造形したいモデルの3Dデータ」をご用意することをお勧めいたします。
メーカーに「とりあえずサンプルを」と依頼すると、予め用意されている、そのメーカーが得意な形状のモデルが送付されます。
3Dプリンターはそれぞれの機種に得意・不得意はあります。実際に造形したいモデルの造形データを用意することで、3Dプリンターと自社の造形物との相性も見ることができるため、お勧めです。
また実際に造形する予定のものとかけ離れた「異常に薄いもの」「製品としてあり得ない形状」で3Dデータを用意して試すのもお勧めできません。
実際に使うシーンでの力量が読めないからです。
ポイント
実際に造形したいモデルのデータで依頼することで、3Dプリンターと自社の造形物との相性がわかる。3Dプリンター使用時の力量がわかる。
購入後に後悔する前に、今できることをしましょう。
造形サンプル依頼時には実際の造形データのご用意をお勧めします。
リアルなデータのご用意が難しい場合、弊社にご相談いただければ、過去の別の3D CADデータでサンプル造形に使えるものが無いか、御社の場合どのような観点でサンプル造形データを選びご用意いただくのが良いのか等、3Dプリンター専門のスタッフが対応させていただきます。
2.信頼できる会社に依頼すること
造形サンプルを依頼する会社が信頼できるかどうか、この辺も依頼時の大きなポイントです。
例えば、上述の「造形サンプルの後加工」もその一つ。
販売時の工夫ではありますが、お客様は純粋に「実際に使えるかどうかリアルな性能を見たい」というニーズで造形サンプルを依頼します。そのニーズに応える会社かどうかが見極めのポイントとなるでしょう。
また、3Dプリンターは万能ではありません。現代最高峰の技術を用いても実現が難しいこともあります。
できないことをできると言ってしまうと、導入後のお客様を困らせてしまうことになります。
それは売ることをゴールにした営業方針なのか、又は知識がないか、どちらにせよ望ましくはないでしょう。
もう一つ「販売後を見据えているかどうか」も大きなポイントです。
3Dプリンターは産業機械です。当然、メンテナンスや保守対応もあります。
販売した後も継続して付き合える会社をお選びいただくのが良いでしょう。
弊社では、機種の素直な性能を見ていただきたいので、そのままお出しします
売って終わりではなく、そこからがスタートなのが産業機械の世界です。
一瞬売上をあげても、お客様の信頼を失っては意味がありません。
弊社は産業機械の専門商社として、40年以上国内製造業のお客様を中心にお取引を続けて参りました。
気になる機種があれば、詳しいお話を。
機種選びがわからなければ、やりたいことが実現できるベストだと思う機種をご提示いたします。
Stratasysのハイエンド機種含む20台以上の自社3Dプリンター保有と、15年の販売・保守実績でベストな選定を支援いたします。
実データでのサンプル造形は無料です。
「後加工無し」のサンプル造形を無料で依頼されたいお客様はお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
日々お客様からいただく生の声を糧に、「今、本当に求められている情報」をWebサイトやWebセミナーで精力的に発信している。