3Dプリンター出力サービス活用ガイド
2026年05月08日
3Dプリンター出力サービスについて活用を検討しているお客様に向けて、どう使えるのか、どう依頼すれば良いのか、依頼するとどう進むのかの全体像が見えるよう、ガイドとしてまとめました。
そもそも3Dプリンター出力サービスとは
3Dプリンター出力サービス(造形サービスとも呼びます)とは、お客様から3D CADデータをお預かりし、サービス事業者の保有する3Dプリンターを用いて出力するサービスです。
個人向けではフィギュアなどに多く使用され、法人向けでは試作・治具工具・部品の造形などによく使われます。(弊社では法人向けに特化した出力サービス(造形サービス)を提供しております)
誰が使う?誰向けのサービス?
従来は3Dプリンター自体を所有していないお客様にとって便利なサービスでした。
しかし近年3Dプリンターの普及率が高まり、「3Dプリンターを所有しているが、造形したいものが実現できる機種を持っていない」などのケースで、弊社のような出力サービス事業者にご依頼いただくことが増えています。
弊社では特に大型の造形物が高精度でできる機種を保有していたり、ULTEM等スーパーエンプラでの造形ができる設備が充実していたりすることから、3Dプリンターを自社でお持ちのお客様からも頻繁にご用命いただいております。
どう使うのが得?便利?
3Dプリンター出力サービスの活用には、「制約を取り除き、選択肢を買う」という価値があります。
自社に無い、ハイグレードな3Dプリンターを、必要なときだけ活用する。
低価格帯の3Dプリンターが普及し、3Dプリンター自体は既にお持ちというお客様が増えています。
一方で、活用が進む中「こういうことに使いたい」となった際、低価格帯の機種ではできないことも。
<よくあるケース>
- 1mサイズの大型の造形物をつくりたい
- カーボンファイバー混合の高強度材料で造形したい
- スーパーエンプラで造形したい
- フルカラー/複数材料で、リアリティのあるモックを造形したい
等々
そんなとき、「やりたいことが実現できる3Dプリンター」を保有している出力サービス事業者に依頼すると、部品1個の造形から手軽に依頼が可能です。
弊社で多数保有する工業用3Dプリンターの例。数千万円クラスの機種での造形も、気軽にできます。
工業クラスの3Dプリンター購入、どれが良いか迷ったら。
まず造形サービスで試してみるのも良い方法です。
「本格的な3Dプリンター活用を考えると、今の手持ちの機種では心許ない。」
「ちゃんとしたものが1台欲しい」
だけど、いきなり大きな投資をして失敗したくないというのも本音ではないでしょうか。
弊社では様々な機種を造形サービスでお試しいただけますし、レンタルでのテストランも可能。
メーカー公式代理店として、気に入った機種の販売・保守サポートも行っております。
どうするのが一番お得か(出力サービスで続けるのか、最適な3Dプリンターを購入するのか)、何を買い、何の造形を外注するのがバランスが良いかなど、3Dプリンター活用のトータルアドバイスも可能です。お気軽にご相談ください。
(繁忙期)自社にある3Dプリンターと同等機種で造形する。
既に工業用の3Dプリンターをお持ちのお客様であっても、「他の造形で稼働が埋まっている」「量が必要」「期限があって社内だけでは手が回らない」ということがあります。
そんなとき、お持ちの3Dプリンターと同型機種や、一定の互換性がある同シリーズ機種での造形を出力サービスとしてご依頼いただくと難所を乗り切る一手になります。
その際は、既に自社内で確立されている「3D CADデータ」×「機種」×「造形条件」が揃いますので、非常にスムーズです。
実際に、お客様の繁忙を吸収する「バッファ」として、継続的にご活用いただいております。
弊社では工業用3Dプリンター世界No.1シェアのStratasysのハイエンド機を多数取りそろえております。
3Dプリンター出力サービスの依頼の仕方
初めてご活用いただくお客様にもわかりやすいよう、簡単にまとめました。
1.概算見積シミュレーションまたはお問い合わせ~本見積
既に3D CADデータをお持ちでしたら、概算見積シミュレーションが便利です。
https://www.3d-printer.jp/service/ddm/estimate.html
3Dプリンターの造形サービスでは、お客様がつくりたいものの形状・大きさ・材料・後処理の有無などが様々なため、価格表がございません。
ですが、予算感がわからないと相談・検討もしにくいと思います。
そこで、実際の3Dデータをアップロードして、適用条件を選択するだけで、セルフですぐに概算見積がご確認いただけるシステムをご用意しております。
- データを変えてみる
- 個数を変えてみる
- 材料を変えてみる
など、条件を変えて何度でもシミュレーションが可能で、
そのままお問い合わせ・本見積に進めることが可能です。
もし「思ったより高い」と思っても、システムによる自動算出のため、弊社が本見積でご提示するより高い金額で(安全寄りに)表示されているケースもございます。
シミュレーションは必須ではございません。
お急ぎの際や、相談しながら進めたい場合は直接お問い合わせいただいて大丈夫です。不慣れな方にもガイドしながらご案内いたします。
2.ご発注
御見積についてご了承いただけましたら、ご発注をお願いいたします。
3.3Dプリンターによる造形~品質チェック~発送
ご指定いただいた条件にて、お客様のデータを元に造形いたします。
弊社にて「欠損がないか」「造形不良がないか」等の品質チェックを行い、問題がないか確認した上で、ご指定場所へ発送いたします。
4.受け取り
ご依頼いただいた造形物を受け取りいただきます。
よくある質問Q&A
Q.3D CADデータが無い場合はどうしたら良いですか?
A.基本的には3D CADデータはお客様にてご用意いただく必要がございます。データ化のパートナーをご紹介することは可能です。
Q.個人からの依頼は可能ですか?
A.弊社の出力サービスは法人向けのため、個人のお客様につきましては恐れ入りますが対応しておりません。
Q.どの機種で、どの材料で造形すれば良いのかわからないのですが、サポートしてくれますか?
A.お客様の「やりたいこと・目的」にあわせてご案内可能です。お気軽にお問い合わせください。
Q. NDA(機密保持契約)の締結は可能ですか?
A.はい、可能です。ご発注前の御見積段階であっても、事前にNDA締結の上でデータをお預かりする対応が可能です。「出力サービスの検討にあたって事前NDA締結希望」と添えてお問い合わせください。
まとめ:3Dプリンター出力サービスを使ってみましょう!
3Dプリンター出力サービスは、はじめて利用される方にとって、未知の部分も多いと思います。
いざ取り組もうとすると「これで合っているんだろうか?」と不安になることもあるかと思います。
ですが、様々な環境・様々な背景のお客様に対し、人が介在してガイドするということが我々のような出力サービス事業者の付加価値の部分でもあります。迷うことがありましたら是非、お気軽にご相談ください。
3Dプリンター出力サービスページはこちらこの記事の監修者
日々お客様からいただく生の声を糧に、「今、本当に求められている情報」をWebサイトやWebセミナーで精力的に発信している。







