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バインダージェット方式とは

金属3Dプリンター
バインダージェット方式とは

バインダージェット方式とは、金属の粉末にノズルから液体の結合材(バインダー)を噴射して固形化する方式です。

インクジェット方式(マテリアルジェッティング)は材料自体を噴射する方式でした。それに対して、バインダージェット方式は、バインダー(=結合剤)を噴射することで造形物を固めます。

バインダージェット方式の概要

バインダージェット方式は、2つの並んだボックスで構成されています。
1つは金属粉末を含むフィードボックス(図①)、もう1つは空のビルドボックス(図②)です。それぞれのボックスが仕切りを境に、図①のフィードボックスは上に、図②のビルドボックスは下へ移動します。

粉末をフィードボックスからビルドボックスに移動するには、フィードボックスの粉末床を1層分持ち上げます。
ローラーがフィードボックスの上部に沿って移動し、仕切りを超えた粉末を隣接するビルドボックスに押し出します。

ローラーは、ビルドヘッド全体に均一な層が堆積するまで粉末を押し続けます。
新たに積層された粉末は、結合材(バインダー)が堆積されるキャンバスを形成します。粉末がビルドボックスの粉末床全体に均一に広がると、プリントヘッドが通過し、結合材(バインダー)によって、金属粒子を結合します。

ビルドボックスを1層分の深さまで下げて、プロセスを繰り返します。このプロセスはビルドボックスの最大高までパーツを積み上げていくことが可能となります。

バインダージェット方式のメリット

サポート材が不要
後処理が簡単

金属粉末材のリサイクル
最大99%の粉末再利用

高速・高解像度造形
最大12,000cc/時(P-50)
1600x1600 dpi(Shop System)

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