文具業界での3Dプリンタ活用例

文具業界での3Dプリンタ活用例

ゼブラ社独自のボールペン 「Surari」の開発

ゼブラ株式会社は、1897年に純国産初の鋼ペン先の開発に成功して以降、木軸ボールペン、3色ボールペン、両頭の油性マーカー「マッキー」、シャープペンとボールペンを合体させた「シャーボ」など、独創的な筆記用具を次々と世に送り出している日本を代表する筆記用具メーカーです。

エマルジョンインク搭載ボールペン「Surari」はゼブラ社独自の新技術で「油性」と「ジェル(水性)」を混合することで、それぞれの長所を併せ持たせたエマルジョンインクを搭載した製品です。

この画期的なインクは、今までにない「スラリ」としたなめらかな書き味を実現できるという利点があり、この特徴を生かすための「握りやすさ」、「使いやすさ」は本製品を開発する際の重要なポイントでした。この点でEden250が大きな効果を発揮しました。

3Dプリンタ導入による効果

3DEDEN導入後は、試作品を気軽に造形ができるため、費用や納期が短縮

試作品を外部委託していた頃は、納期・費用がネックで、モデル造形を行う前に失敗しないよう何重もの確認作業を行っていましたが、Eden250を導入後は気軽に造形ができるようになったり、導入前より試作にかかる時間が短縮されました。ゼブラ社では年間多数の新製品を開発していますが、全ての新製品はEden250で試作を行っています。
試作品のみでなく、生産工程に必要になる冶具もEden250で製造しています。切削等では作りにくい特殊な形状もEden250では一晩で簡単に造形が可能です。

導入にあたって

オフィス環境で使用できることを条件とし、導入するに当たり市場に出ている3D造型機は全て調査検討した結果、形状のみでなく、ボールペンのノック等の機能面まで確認ができたのは弊社が調査した中ではOBJETシリーズの3Dプリンターだけでした。

準備段階を含めた造形スピードが速く、高精度で、後工程も水で洗い流すだけという便利さが良かったです。
弊社はISO14001環境マネジメントシステム認証を取得しており、事業活動における環境影響の低減に努めている為、サポート除去に有害物質を使用しないということも考慮しました。

また、提案力とサポート体制の細かい説明、それと担当者の製品にかける熱意に打たれました。実際、契約をしてサポート体制の充実、用途・要望に合った提案など、長期間使用する設備の購入先として大変今では信頼しています。(ゼブラ株式会社担当者談)

この事例で登場した製品

EDEN250

高精細モデルを得意としたPolyJet方式。大きなモデルや複数モデルの同時造形も可能。

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