溶剤脱脂不要な金属3Dプリンター新製品 「Studio System™ 2」の取り扱い開始

ニュースリリース
2021年02月25日

金属3Dプリンター業界で急成長するDesktop Metal(デスクトップメタル)社(米 マサチューセッツ州)の、業界で最もオフィスフレンドリーな金属3Dプリンター「Studio System™ 2」の取り扱いを開始いたします。

簡単な2ステップ処理でオフィス向けに最適

複雑で高性能な金属部品の製造がこれまでになく簡単になりました。画期的な2ステップ処理技術を備えた「Studio System™ 2」により、カスタム金属部品をより容易に造形できます。新しい材料配合により、通常の溶剤脱脂を必要とせずに、プリント部品を直接焼結炉に配置でき、ほぼハンズフリーの状態で簡単に2ステップ処理を管理できます。また、局所排気設備等の付帯設備が不要になり、オフィス環境に設置することができます。

ソフトウェア制御のワークフロー

複雑な金属部品を造形する為に、冶金学者や機械工の専門知識は不要です。「Studio System™2」に付属するFabricateソフトウェアを操作すると、プリントから焼結まで、部品作成の全ての設定が自動化されます。このソフトウェアは、パーツを自動的にスケーリングし、プリントと焼結が成功するように配置方向を定め、分離可能なサポートを生成し、専門家の冶金ノウハウを適用することで金属部品製造を最適化します。 単純に設計データをアップロードし、ステップバイステップで行うユーザーインターフェースのガイダンスに従うだけで部品が完成します。

簡単に分離可能なサポート

「Studio System™2」は、Desktop Metalの第2世代となる分離可能なサポート・テクノロジーを採用しています。このテクノロジーは、細かく区切られたサポート構造を自動的に生成し、そのサポート構造とパーツ部分の間に再構成されたセラミックインターフェイス材料をプリントして、焼結後にパーツを手で簡単に取り外すことをできるようにします。

ユーザーフレンドリーなハードウェア

操作が容易なハードウェアである「Studio System™2」を使用すると、機器の管理に費やす時間を削減し、部品の設計と製造により多くの時間を費やすことができます。ボタンを押すだけでプリントヘッドを交換し、詰め替え可能なカートリッジシステムで材料をすばやく変更できます。 また、プリント中に材料を簡単にロードし、余材を安全に保管します。自由自在な造形が可能なプリンターとバッチ処理のできる焼結容量、および必要に応じて多段構成可能な焼結レトルトにより、金属造形の実施により柔軟な対応が可能となります。

優れた部品特性

加熱されたプリンター内ビルドチャンバーとDesktop Metalで設計されたプリント・プロファイルにより、焼結直後の状態で優れた表面仕上げが得られ、高強度のジャイロ・インフィル構造が部品の軽量化を実現します。MPIF(Metal Powder Industries Federation)基準以上の材料と金属体積分率の高い媒体を使用しており、更に高圧押出および最大1,400℃の真空焼結により、鋳造部品と同等以上の最大98パーセントの密度の部品を製造します。

「Studio System 2」スペック

【プリンター】
造形方式 BMD方式(Bound Metal Deposition™)
積層ピッチ 50-150um(高解像度プリントヘッド)
150-300um
(標準プリントヘッド)
造形エリア 300×200×200mm
筐体寸法と重量 948 x 823 x 529 mm / 97㎏
電源仕様 100-130V 単相15A50-60Hz 220-240V 単相10A50-60Hz
【ファーネス】
方式 分圧焼結炉(真空対応)
最高温度 1,400℃
熱均一性 焼結時 ±5
ガスタイプ 3%H2/Ar混合ガス(金属の種類による)
ワークスペース 300×200×200mm
筐体寸法と重量 1618 x 1380 x 754 mm / 798kg
開閉時最大高さ 216 cm
電源仕様 208V、330A60 NEMA L15-30プラグ(4芯配線)


Studio System 2
画期的な2ステップ処理技術を備えた金属3Dプリンター

2段階のプロセス、次世代の分離できるサポート、ソフトウェア制御のワークフローを備えたStudio System 2により、カスタム金属部品の製造がこれまでになく簡単になります。

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